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ポウジュVol.2 『Downstate』

メインキャストオーディションのお知らせ

 

ポウジュ第二弾公演では、

トニー賞やピューリツァー賞を受賞した

アメリカの劇作家ブルース・ノリス作品の日本初上演に挑みます。

本作はシカゴのステッペンウルフ・シアターでの初演後

イギリスのナショナル・シアターやニューヨークのオフ・ブロードウェイでも上演され、

さまざまな議論を巻き起こしました。

今回は本作品のメインキャストのオーディションを開催します。

2025年5月31日より募集を開始、6月にオーディションを開催し

​合格した方には2025年12月の公演にご出演いただきます。

​たくさんの出会いを求めています。

ぜひ奮ってご応募ください。

演出:稲葉賀恵よりメッセージ

 

一川さんよりこの戯曲をもらって読み終えた時、その当時我が国を取り巻き露見するさまざまな「性犯罪」と呼ばれる事象について思考をめぐらせました。やがてどうして良いか分からない徒労感に囚われました。私自身少なくとも「性犯罪加害者」に対して強い憤りを感じています。しかし憤り以上の語る言葉を持ち得ていないこと、声をあげた当事者の行動を皮切りに「加害」と「被害」の二元論で平行線で殴り合ってはかき消されていく声とその世情に自分自身無力感を感じていたからです。

この作品は「性犯罪加害者」を一人の人間として造形し、その人生に触れ、想像し共有していく作業を必要とします。その行為に強い疚しさを感じることもあるかもしれません。しかしこの作品は「加害」と「被害」の二元論のその先の道に手を伸ばそうとするとても稀有な作品です。人間の想像力の可能性を強く信じている作品です。

ポウジュという団体を翻訳者の一川華さんと創って早半年、攻めの覚悟で第二弾作品のスタートを切りたいと思います。共に伴走して下さる方を求めます。たくさんの方に出会いたいです。少しでも興味があったら声をかけてください。届きますように。

翻訳:一川華よりメッセージ

 

この戯曲と初めて出会ったのは2023年でした。読み終わった後、これは今すぐにでも翻訳したい、上演したいと思った日のことを今でも覚えています。その後、演出の稲葉賀恵さんと共に走り出したこの企画は、多くの方からサポートをいただき、本日の情報解禁に至りました。未成年者への性犯罪加害者が主役となる本作は、本国での上演の際、激しい賛否両論を巻き起こしました。「モンスター」と社会から呼ばれるような犯罪者を、一人の人間として捉え直す。それは、非道であり、彼らの肩を持つことと同じじゃないか、と感じたお客さまがいたのかもしれません。しかし、彼らを人間として見つめ直すことは、彼らの味方をする、いわば「それは加害しても仕方ないね」という許しに繋がる行為では全くない、と思います。どんなに被害者を守り、ケアしても、加害者がこの世界にいる限り、新たな被害者が生まれてしまいます。だからこそ、彼らについて、一度立ち止まって考える時間が必要なのではないでしょうか。とても苦しく、壮絶な創作体験になると思います。並々ならぬ覚悟で、翻訳者として、ポウジュとして、この戯曲に挑む所存です。同じ船に乗ってくださる方、ぜひ奮ってご応募ください。

〔公演概要〕

本番期間:2025年12月11日(木)〜21日(日)

劇場:下北沢 駅前劇場

公演数:14公演を予定

稽古:2025年11月上旬より都内稽古場にて実施予定

 

〔あらすじ〕

舞台はイリノイ州のダウンタウン。未成年者に対する性犯罪で有罪判決を受け、刑期を終えた4人の男たちがグループホームで共同生活を送っている。男たちは犯した罪に応じてレベル1~レベル3まで振り分けられており、内省の度合いもさまざまである。ある日、グループホームの年長者フレッドから、幼少期に性的暴行を受けたアンディが妻のエムを連れてホームを訪れる——

 

〔トリガーアラート〕

本作には、以下の場面・表現が含まれます。必ずご確認のうえ、エントリーください。

•児童虐待、レイプ、性的暴行、小児性愛に関する言及・描写

•自傷行為、自死(縊死)

•薬物使用に関する描写

 

〔募集役〕

ジオ:30代、男性、黒人。性的同意年齢に達していない女性と性的関係を持った。4人の中で最も罪が軽いレベル1の犯罪者。

エム:30代後半~40代、女性、白人。アンディの妻。アンディの付き添いとして、グループホームを訪問する。

エフィー:10代後半~20代前半、女性。ジオとオフィス洋品店「ステープルズ」で働いてい  

る。ADHDと間質性膀胱炎がある。

※役としての性別・年齢・人種設定に関わらず、応募資格を満たす方はどなたでも

応募いただけます。

※ 役柄の振り分けに関して、エントリーした役柄と違う役で相談させていただく場合が

あることをご了承ください。

 

〔応募条件〕

下記条件をすべて満たしている方 

・2025年5月31日時点で18歳以上の方・稽古~本番期間に参加可能な方 

・事務所に所属している方は、事前に許可をとった上でご参加ください。

〔出演料〕

あり

※出演オファーの際にご提示いたします。

※オーディションの参加に関しての謝礼や交通費の支給はございません。

 

〔オーディションの流れ〕

1. 書類審査(一次)

エントリーフォームに必要事項をご記入のうえ、

プロフィール資料(バストアップ写真・全身写真入りのA4片面1枚サイズのPDF)

のアップロードをお願いいたします。

​[必要事項]

・俳優名

・ふりがな

・年齢

・事務所名(※事務所に所属されていない方は「フリー」とご記入ください。)

・担当者名

・実技オーディションに参加できる日程

  6月27日(金)11:00~20:00 

  6月28日(土)11:00~20:00 

※オーディション会場は都内 稽古場を予定

※一組60分程度

※上記オーディションにNGの時間帯がございましたらご明記ください。

・希望する役柄

・志望動機

・プロフィール資料

※PDFのみ、必ずA4 片面1枚に収め、バストアップ写真・全身写真を入れてください

・(あれば)稽古期間<2025年11月3日(月)~12月7日(日)>のNG

・(あれば)過去に観劇したことのあるポウジュの作品

※提出書類に不備がある場合、審査対象外となりますのでご了承ください。

※提供された個人情報は、選考の目的のみに使用いたします。

​※エントリーにはGoogleアカウントの作成が必要です。

もしアカウントが作成できない方は上記の必要事項とプロフィール資料をmomocan.info@gmail.comに添付の上お送りください。

2. 一次合否通知

6月17日(火)までに、メールにてご応募いただいた皆様にご連絡いたします。

※期日までにこちらからの連絡が届かない場合は、通信上のトラブル等が考えられます。

お手数ですが、その際はmomocan.info@gmail.comまでお問い合わせください。

3. 対面審査(二次)

6月27日(金) 6月28日(土)のいずれか1日、対面審査にご参加いただきます。

審査内容は、一次の合否通知の際にご連絡いたします。

審査は都内稽古場にて実施いたします。

4. 二次合否通知

2025年7月15日(火)までに対面審査にご参加いただいた皆様にメールにて合否を

通知いたします。

 

〔ハラスメント防止対策〕

ポウジュは、本公演に参加するすべての方々の尊厳と人権を尊重し、安心・安全な現場づくりを徹底いたします。暴言や恫喝などの威圧的な言動をはじめ、いかなるハラスメントや

差別も一切容認いたしません。すべての参加者が安心して創作・観劇に臨める環境を守るため、ご理解とご協力をお願い申し上げます。

 

〔注意事項〕

・発熱(37.5℃以上)や体調不良、感染症の疑いがある場合は、対面審査へのご参加を

お控えください。

・すべての対面審査はビデオ撮影を行い、記録データはオーディション終了後2週間以内に削除いたします。

​​

〔本件に関するお問い合わせ〕

TEL:03-6407-8987 MAIL:momocan.info@gmail.com

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